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前回のブログを書いたの、
もう一年半も前のことらしい(笑)

何か、
この一年半の間、色々なことがありすぎて、

多分、
前回のブログを書いた人と、

このブログを書いた人、ほぼ別の人だと思います。





そんなこんなで、
何が変わったというわけでもないんだけど、

気持ちを新たに、徒然なるままに。





最近、ふとしたことから、
昔、詩吟をしていたという話をしました。

もう、35年以上前のこと。


親父が師範をしていた関係で、
子供の頃から鍛えられていたのだけれど、


わしの習っていた、
つまり親父が修めていた流派は、
初段、二段ときて、三段の前に【初伝】という位がありました。

わしは、ようやく初伝で、初伝をいただくと、
名前に【泉】という字が付きます。

四段の次に、【山】という字をいただく【中伝】、
六段の次に、【風】の【奥伝】、
八段の次に、下岳の【皆伝】、

そして十段の次に、最高位である【上岳】をいただいて【総伝】。

一般的な段位のところどころにある【伝】、



皆伝とは、みんな伝えたということだろうし、
総伝とは、全体を伝えたという意味だと思います。



一般的な言葉として、
よく免許皆伝という言葉を聞くけれど、



ニュアンスとしては、【修了した】ということなんだろうね。


つまり、弟子の立場から考えれば、
全てを学び、修め、
師と同じ高さに上り詰めましたってこと。


それは、とっても価値のあることだと思うのだけれど、


反対に、師の立場で考えると、

【もう教えることがなくなりました】

ってことじゃね?



もし、師が常に成長を続けていたら、
弟子がいくら育ったとしても、

永久に師には追い付けないじゃん?

免許皆伝って、師の成長が止まっている前提の言葉じゃん?



ばいたる道場の道場主として、

門下生たちに色々と指導させていただく立場として、


それは絶対に嫌だ!


お前らなんかに追い付かれてたまるか(笑)



あなたたちの師は、
これからもずっと成長を続けます。





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2021.07.02 / Top↑
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