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少しだけ真面目なお話。

僕は施術をしながら、きっとその方にとって役に立つであろう色々なお話をさせて頂いています。

僕は【生命力】と呼んでいる、世間一般では【氣】という言葉で認知されているエネルギーにに関して、日々の暮らしの中でどのように役立てていくかについて、などなど。


【生命力】を自身の健康で豊かな人生に役立てようと考えたとき、僕は昔の人がよく言われていた言葉に大切なものがふたつあると考えています。

気功の世界では【氣の重心を下げる】とか言われていますし、いわゆる【スピ系】の人が大好きなインチキセミナーなどでは【グラウンディング】とか【アーシング】とか呼ばれていますが、日本でには昔から【地に足をつける】という言葉がありますよね。

この【地に足をつける】というのがひとつ。

そしてもうひとつは、西洋的な考え方で【リラックスする】と表現される身体の状態。これを日本では昔から【肩肘張らない】と表現しています。

でね。今日ここでお話ししたいことに関係するのはひとつめの【地に足をつける】ということについて。

僕の解釈では、【地に足がつく】というのは、

【生命力】という形で体内に取り込み使わせていただいている、一般には【氣】と呼ばれるエネルギーがちゃんと大地に根ざしている

という状態を示しているのですが、現代人のほとんどはこれが上手にできていません。

この【上手にできていない】ことをわかっていただくために、そして、決して難しいことではなく誰にでも簡単に【上手にできるようになる】ことをわかっていただくために、お話をしながら簡単な実験をしています。

どういう実験かと言うと、まず、全身の力をできるだけ抜いてただ楽に立ってもらいます。
その状態で、横から肩を少しだけ押してみると、【地に足がついていない】ほとんどの人は、びっくりするぐらい簡単に、身体が大きくグラついてしまうんですよ。

で、誰にでも簡単にできる色々な【地に足をつける】ための方法を試した後で、もう一度同じ実験をすると、今度はびっくりするくらい身体が安定して、いくら押されてもビクともしないほどどっしりと安定している、というオチ。

のはずなんです。


んが、ごくたまに、肩を横から押そうとすると力一杯踏ん張って、

【私の身体はビクともしない】でしょ?
何故なら【私はきちんとグラウンディングができている】からです。

というアピールをする人がいるんです。

すぐに分かります。そういう人って。

本当に身体が安定している人は、肩を横から押している力を急に抜いても、お身体はその位置にそのまま安定していますが、押されまいと踏ん張っている人は、急に押している力を抜くと、肩がこちら側にすごい勢いでズレますし、横から押す振りをして急に前後方向に押してみると、笑っちゃうくらいグラつきますから。

もし本当にビクともしないのなら、僕の施術を受けていただく必要も、僕の話を聞いていただく必要もないということですよね?

何で、そういう虚勢を張るんでしょう?その虚勢がもうひとつの【肩肘を張る】ってことなんですけど(笑)

そもそも、お身体の調子があまり良くないから僕の施術を受けて下さっているはずなのに、『私には、しげの言う身体の調子が悪くなるような原因はありません』っていうアピールは誰得なの?

何となくそういう心理もわからなくはないのですが、先日、そのアピールが極端にすごい人がいらっしゃいまして。

何を言っても全てのお返事には【でも】【だって】が付いてきて。変な意味で、施術が終わった時にはヘトヘトに疲れ果てていました。




でね。この【でも】【だって】攻撃を受けた翌日。本当にたまたま翌日だったのですが、関取の松鳳山関を施術させていただくことになりまして。
松鳳山関2リサイズ
松鳳山関3リサイズ


普段、いくつもある【地に足をつける】簡単な方法のお話をするときに、

武道の世界では稽古や実践に【地に足をつける】動作が伝承されていていて、その中のひとつに【足の裏を地面に叩きつける動作】があり、これは功夫(カンフー)の震脚(しんきゃく)や、お相撲さんのする四股踏みなどの形で伝承されています。

みたいなお話をしているぐらいですから、僕自身、お相撲さんの身体の安定度にはすごく興味がありまして。

自分でも本当に下世話だな、と思いながら日本相撲協会の番付表を見てみると、東前頭三枚目の松鳳山関って上から数えて16番目なんですね。

母数は623なので全力士の上位2.5パーセントに入る超一流の実力者ということなんですよ。

で、結果どうだったかというと、やはりすごい身体をされていました。
【地に足がついて】いる度合いが半端じゃないというか・・・。
僕が押したくらいでは本当にビクともしません。

でもね、

どんなに地に足が付いていたとしても、それよりももっと地に足がついている人なら、それを切ることもできてしまうんですね。

わざわざそんなことをする人はあまりいないと思いますが(笑)

そういうお話をしながら、
『ちょっとその地に足がついている状態を切ってみましょう』
というと、松鳳山関は
『是非お願いします』
と嬉しそうに同意してくださり、【地に足が付いていない】状態で小柄な奥様やうちのアシスタントに肩を押されてお身体がグラつくのを興味深そうに楽しんでおられました。

『白鳳関と取った時にはこんな感じだった』と言われていましたので、ひょっとしたら白鳳関は取り組みの最中に人の【氣】を切ることをやっているのかもしれません。

それはともかく、気が付けば

【生命力】という形の【氣】を上手く使えば、身体をもっとよく動かすことができる。それはきっと相撲を取ることにも役立つはずだ

というセミナーみたいな流れになっていきまして。

松鳳山関リサイズ


結果。

僕が自分自身をしっかりと本気で目いっぱい【地に足をつけた】状態にすれば、普段の松鳳山関の張り手をくらっても(とはいってもクッション材で完全防御)一歩後ろに下がるくらいで耐えられるし、反対に僕の張り手でも少しだけ松鳳山関を後ろに退げることができるけれども、

松鳳山関が普段よりももっと【地に足をつけ】れば、僕がどれだけ必死に耐えようとしても、張り手一発で吹き飛ばされ(死ぬかと思った(笑))、僕ごときの張り手では1ミリたりとも関取を退がらせることはできませんでした。

エネルギーが上手く使えれば、身体に頼らなくても色々なことができるけれども、エネルギーが上手く使えるのなら、反対にどれだけ身体を鍛錬しているかですべてが決まるんだな、と改めて教えていただきました。

そして、それよりも超一流の人って、どんな相手にも真摯に学ぶ姿勢を向けることができるんだということを学びました。


実は最近、松鳳山関だけではなく、空手の師範やダンサー、そしてボーカリスト&ボイストレーナーといった人たちとご縁をいただき、ご一緒させていただいたりしているのですが、どんな世界でも超一流と呼ばれる人たちの学ぶ姿勢って凄いんですよ。

自分の知らないこと、できないことをまず素直に認めた上で、真摯に学ぼうとする。

やっぱり超一流といわれる人は違う。

などと思っていたら、亡くなった兄貴が夢にでてきまして。

生前に言われたことと全く同じことを、念を押すようにもう一度言われました。

『偉そうに人に何かを教えようとするんなら、まずは絶対的な人格者になれ。そうすれば、どんな相手でもお前の伝えたいことを聞いてくれる。相手が人格者なら、お前の言うことも聞いてくれるだろうが、そうじゃなく、お前の人格でお前の話を聞いてもらわなければ意味がない。それができたうえで、誰よりも実力者になれ』


あぁ、あの【でも】【だって】攻撃は全部僕の力不足が生んだものだったのね・・・・。

深く反省。

そして、今取り組んでいるあの場所で、あれだけの個性豊かな才能達に認めてもらえるくらいの実力者になれるのかな・・・?

と、すごいプレッシャー。


頑張れ、わし(笑)
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2017.04.08 / Top↑