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行きつけのお店といわれると、一般的には
食べ物屋さんや飲み屋さんを思い浮かべる人が
多いかもしれませんが、
僕が行きつけのお店と言われて思い出すのは
若い頃にお世話になっていたバイク屋さんです。

用事がなくても常連が集まってきて、
いつ行っても誰かしら仲間がいるような、
時間が空くとつい足が向くようなお店でした。

そのお店に集まる仲間たちの間で流行っていて
毎日のように行われていたのが
『耐久レース』
そして
『スプリントレース』
でした。

『バイク屋に集まる常連たち』
『仲間内で流行っていた』
というキーワードと絡めると、
命知らずの若者たちが、
爆音で夜の巷を席巻しながら、
命がけでストリートレースを繰り広げているような
そんな映像が目に浮かびますが、
全っ然違います(笑)

まず、耐久レース。

『コーヒー飲もうか』
『いいね』
『じゃ、買ってくるわ。何本?』
『コーヒー飲む人、手を挙げて?』
ってな感じで始まります。

その時に集まっていた中で一番年下の人が
人数分の缶コーヒーを買ってくると、
ストーブの上に大きな鍋を載せて、
結構な熱さになるまで湯煎してから、
参加者全員の前に一本ずつ並べます。

そして、
『Go!』
の掛け声と同時に
一斉に一斉に缶コーヒーを握りしめ、
気が狂ったように
『シャカシャカシャカ』と缶を振り続けます。

みんな
『うお~っ』とか叫びながら我慢しますが、
温かい飲み物の缶って、
振るとすごく熱くなるんですよ。
それこそ、とても握っていられないくらい。

で、最初にリタイヤした人が全員分の
コーヒー代を払う、と・・・・。

缶コーヒーリサイズ



もうひとつ、スプリントレース。

こちらは、まずバイク屋の社長に
『今日はスプリントレースに挑戦してみるわ』
と伝えてから隣のセブンイレブンに行き、
6枚切りの食パンを買ってきます。
で、普段は社長が保管してくれている
クッキーの空き缶に千円札を一枚入れてスタート。

ルールは簡単。
6枚切りの食パンを一枚、
一分間以内に飲み物なしで完食すればOK。

でもね、やってみればわかるけど、
一分以内に食べるのはまず無理。

クッキー缶の中には、
破れ去った者たちの夢の跡、
エントリフィーの千円札が大量に入っていて、
もし完食できれば、
その時に自分が払ったエントリフィーは、
次のレースの種銭として除き、
それ以外は賞金として全額を独り占めできる、と・・・・。

今思えばくだらない遊びだけど、
本当に楽しかったなぁ。

最近は各コンビニのカップ売りが美味しいので、
ほとんど飲まなくなりましたが、
夕方、2時間くらいの長距離散歩に出かけたときに、
久しぶりに缶コーヒーを飲んで思い出したお話でした。


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2014.10.25 / Top↑
さっき、晩ごはんを食べながら、
『これまで食べたなかで一番ぜいたくなものってなに?』
みたいな話になったんですよ。

うちの人は、帝国ホテルでフルコースを食べた、
とか、そういう話をいろいろ聞かせてくれました。

で、僕はどうだったかというと、
金額的にはたしか6千円くらいのものだったんですが・・・・。

商社勤めをしていた社会人3年目の頃。
金額でいうとようやく9桁に届くくらいでしたが、
初めてひとりで大きな契約を取ることができまして。

そのご褒美に、お寿司屋さんに連れて行ってもらいました。
当然、お皿がグルグル回ってくるようなお寿司屋さんではなく、
接待で使っていた、
カウンターの中に角刈りの頃の渡哲也みたいな大将がいるようなお店。

そこで、
『今日はお前が初めて大きな契約を取れたお祝いだから、
遠慮しないで何でも好きなものを好きなだけ頼め』
と言ってもらったんです。

『本当にいいんですか?』
『おぉ、なんでも頼め』
『本当に?』
『好きなものを独り占めしていいぞ』
なんて感じで・・・・。

それで何を頼んだかというと、















玉子焼き。

玉子焼きリサイズ
(写真はイメージです (笑) )


お寿司屋さんの煉瓦みたいな玉子焼き。
両手で抱えてひとりで一本丸かじりさせてもらいました。

幸せだったなぁ。


頑張って働いて、

今度は自分のお金でもう一度やってみよ。








2014.10.17 / Top↑
他の日なら、
何年か前の今日のことなんて、
憶えているはずはないのですが。

22年前の今日。
10月12日のことだけは、
天気だけではなく、
それこそ風の匂などまではっきりと憶えています。

あの日から数えて
22回目の今日がやってきました。

今日は一緒にビールを飲みます。

兄貴リサイズ
2014.10.12 / Top↑
以前のブログで、
僕はつい最近まで
交通事故の鑑定というお仕事をしていたと書きましたが、
今、僕が住んでいるところは、
その時に事務所として使っていたマンションでして、
新築物件で入居して9年目になります。

当時の事務所は、
男性スタッフばかり4人という男所帯でしたし、
来客なんかは全くない業種ということもあって、
帰宅するのが面倒なスタッフが
寝袋を持ち込んでそのまま泊り込んだりしていました。

なので、
本っ当にむさくるしいというか、
男臭いというか、汚らしいというか、
正直なところ、事務所に入るのがちょっと苦痛な感じというか
ここまでの話から想像していただく通りのお部屋でした。


事務所を畳んでこの部屋に住むようになっても、
自宅だというのにあまり好きになれず、
風呂に入るのも嫌で、
わざわざ風呂に入るためだけに
スポーツジムに行ったりしていたくらい。

でもね。
うちの人が一緒に住むようになってから、
部屋の空気が全く変わりまして・・・・。
風水とかには全く興味がないんですが、
すごく清々しい空間になったというかなんというか、
とにかく、すんごく良い気があふれる空間になりました。

部屋リサイズ



うちの人、気が付くと掃除しているような感じなんですよ。

とはいっても、
潔癖症の人なんかとはベクトルが全く違って結構大雑把で。

よく見ると、PCのモニターにうっすらと埃が積もってたり、
もし小姑がいれば、人差し指で拭って
『ちょっと××さん、これ、なにかしら?』
ってな風に突っ込みどころが満載な感じではあるのですが、
それでも、うちはすごく綺麗なお部屋という印象なんです。

何かね、うちの中で一番空気の良い空間は
トイレかなぁ、とか、そんな感じ。

今数えてみたら、観葉植物は全部で15鉢ありました。



昨日、うちに施術にお越しいただいたお客様に、
『家中、どのお部屋もすごく綺麗ですね』
とお褒めの言葉をいただいたのですが、
部屋というよりは
自分の奥さんを褒めていただいたようで、
本当に嬉しくなりました。



うちの人は部屋に出入りするときには必ず
『じゃあ、行ってくるね。みんな仲良くね』
とか、
『ただいま。帰ってきたよ』
なんて大きな声で挨拶するので、
僕はこれまでずっと観葉植物に声をかけているのかな、
と思っていたのですが、
昨日のことがあってよくよく観察してみると、
どうやら観葉植物だけにではなく、
部屋そのものに声をかけているようです。

そうやって心から愛されて、
大切にしてもらえればどんな部屋でも
こんな素敵な空間になるんだな、と。

今更ながら、
そんなうちの人のことを、
素直にすごいなと尊敬し、
本当に素敵だな、
と改めて惚れ直した次第です。




2014.10.11 / Top↑
なんか、ず~っとモヤモヤしてることってありません?
気になって気になって仕方ないのに、どうしてもわからなくて。

かれこれ15年以上愛用していた耳かき。
半年くらい前に白いモコモコしたところを猫にかじられて。

知人にそんな話をしたら、
イタリアだったかな、どっか外国の土産にもらったんだけど、
使いづらいというか、自分には合わなかったので、
使うんならあげるよ。一度だけ使ったけど・・・・。
なんて言ってくれて。

遠慮なく頂きました。

耳かき1リサイズ

耳かき2リサイズ

こういうの、ヨーロッパスタイルっていうらしいのですが、
もちろんこれまで使ったことなどあるわけがありません。

でも、
『なんかこれ知ってる気がする』
んですよ。

あまり使い心地が良くないっていうのもあったのですが、
それよりもすごく既視感があるというか・・・・。

『なんだろう?なんで知ってるんだろう?』

みたいな気持ち悪さがあって。

結局、使い慣れた日本式のヤツを買っちゃいました。

耳かき4リサイズ


でもね、今日息抜きにベランダに出て背伸びをしたときに
視界に入ってきたんです。


これが。

耳かき3リサイズ

あ~~~~~っ

すっきりした(笑)






2014.10.09 / Top↑
今日は、お友達のY田さんに練習台をお願いして、
新しい施術の手法を試させていただいたのですが、
施術中の世間話の中で、別のお友達のことが
話題になりました。

んで、そのお友達のお仕事が広告関係だという
話をしていた時に、ふと思い出したのですが。


高校時代の一つ上のI田先輩の話。

僕はそうでもなかったけど、
当時、地方の高校生たちは東京に憧れていて。

そんな中、
『I田先輩、東京でマスコミ関係のバイトしながら
奨学金もらって××大学に通っちょるんと。
マスコミって、なんかすんげぇカッコえぇのう・・・・』
っていううわさが広まって。




でも、僕はI先輩と親しかったので、
知っていました。






先輩のアルバイトが








新聞配達だってこと。



2014.10.08 / Top↑
台風一過リサイズ


別に古典的なボケをかますつもりはないんです。

ただ、空を眺めてて思ったんだけど、
指導的なリーダーに率いられたグループを
○○ファミリーって呼ぶようになったのはいつからだろう?
○室ファミリーとか、つん○ファミリーとか。


僕が高校生だった頃は、
今みたいにインターネットも普及していないし、
何か知りたいことがあっても
すぐに情報を得られるわけでもなく。


だから、僕の場合は何かピンポイントで知識を得ようというのではなく、
ジャンルを問わず、いろいろな書物を読み散らかして、
活字を通して貪欲に色々な知識を詰め込んでいました。


要するに、何かを経験したことがある人、
すでに知っている人から知識を得ようということなんですが、
そういう風に本を読んでいると、
それが正しい情報なのかとか、
自分がちゃんと正確に解釈できたのかはともかく、
小説から得られる情報や知識って結構多いんです。


当時、大藪春彦さんの小説が好きでよく読んでいたのですが、
氏が執筆された当時はそういった概念がなく、
原語をどうやって訳そうか思案されたんだと思います。

アメリカのエンターテイメント界の様子を描写したシーンに
『フランク・シナトラを首領としたシナトラ一家が云々・・・・』
という表現が使われていて。


今なら、すぐに
『あぁ、シナトラファミリーのことを言っているんだな』
とわかりますが、
僕の高校時代は小○ファミリーなんていない時代でしたから、
大人になるまでずっと
フランク・シナトラはマフィアの親分なんだと思っていました。


他にも、氏の小説には、
『アメリカ人はヨーロッパ人とは反対に昼は小食で、
ハンバーガーやサンドイッチひとつで済ますことが多い』
っていう描写があって。


高校生の僕は、単純に、素直に
『へぇ、そうなんだ』と・・・・。

この件については、大人になって
グアムに行ってサブウェイのフットロングサイズを食べたとき、
ハワイに行ってバーガーキングのチーズワッパーを食べたとき、
それぞれ
『チキショー、騙されたぁ』
と思いました。


そんなことをつらつらと考えていた
台風一過の朝でした。
2014.10.07 / Top↑
昔から、心というか感情というか、
そいういったものの色がわかるんです。

誰のがって?

何というか、
世間ではわんことか、にゃんことか、
そんな風に呼ばれている方たちですが、それが何か?

まぁそうはいっても誰でもというわけではなく、
波長というかチャンネルが合う子に限ってなんですが、
何が言いたいのか、何を思っているのかといったことが
何となくわかるんです。

こんなことを言い出すと、
怪しさが増すだけだということはよくわかっているんですが、
でも多分間違いないと思います。

多分間違いないというのは、
言葉を使って会話をしているわけでなく、
あくまでもニュアンスを感じているだけなので
なかなか答え合わせがしづらいということであって、
自分としては、かなり自信があるんです。


でもね、ちゃんと答え合わせができたこともあるんですよ。

昔ね、動物病院の待合室で、
隣のベンチに座っていた老婦人が会計に呼ばれて、
つれていたヨーキーをベンチに残して支払いに行ったことがあって。

そしたら、そのヨーキーが急に落ち着きがなくなって、
あまりにもうろたえてたので、抱いてあげてたんです。

間もなく戻ってきた老婦人が
『あらあら、ごめんなさいね。○○ちゃんどうしたの?
いつもはお利口さんで待っててくれるのに』
って言うもんで、
『この子、なんだかお母さんのことをすごく心配していたみたいですよ』
って抱いてて感じたことをそのまま老婦人に伝えたら、
そのご婦人が急に泣き出しちゃって。

以降、
『どうしました?大丈夫ですか?』
『ちょうど一週間前に主人を亡くしたばかりなんです。
それからこの子、私のそばを離れようとしなくなって・・・・』
『そうだったんですか?』
『ええ。私があまりにも悲しむものだから、
きっと私のことが心配でしかたがないんでしょうね』
という会話があったんですが、
これ、普通に採点したらひいき目なしに正解でしょ?


またまた例によって前置きが長くなりましたが


以前、母娘三代で施術をさせていただいた方から、
ご主人様の出張施術のご依頼をいただきまして、
昨日(日付が変わったので正確には一昨日)の日曜日、
ご自宅にお邪魔させていただきました。
ご主人は、内臓の病気を患われて手術をされたばかりで、
現在はご自宅で静養されておられるのですが、
ご自宅にお邪魔するなり、
出迎えてくれたわんこが
『あのね~、パパは病気なの』と教えてくれました。

写真を撮るのをわすれてしまいましたが、

フレブル

こんな感じの子で、
名前は『ふうたろう(風太郎かな?)』くん。
8歳の男の子だそうです。

ご主人の施術を始めた辺りでは、
見たこともないおっさんが大切なパパの身体に何かしているぞ、
という感じで警戒しているというか、
『何かしやがったら許さないぞ!』
オーラを出しまくって落ち着きがない様子でしたが、
前半の施術が終わって休憩しているときにそばに来て
『パパ、元気になった』
って報告してくれて。

そのあと、後半の施術を終えてからも
僕のそばに寄ってきて、
パパが病気になってずっと心配だったこと、
施術をしたら少し元気になって安心したことなど、
色々な話をしてくれました。

どうやら僕に感謝してくれたようで、
なんとなんと、僕の子分になってくれたみたいです。


今日、奥さまからメールで
ご主人の体調がいいようだという旨のご連絡をいただき、
施術がうまくいってそれなりの成果が出せたことが確認できましたが、
『ふうたろう』には当日、そういう成果がわかっていたのかな。
そういう成果を感じてくれて、
友達になってくれたことがすごく嬉しかったです。


『ふうたろう』にエネルギーをフルチャージして
『パパのそばにいてあげてね』
と頼んでおいたのですが、言いつけは守ってくれているかな?





2014.10.07 / Top↑
何かの弾みで急に記憶が蘇ることってありますよね。

週に何日かはスポーツクラブに通っているんですが、
好きでよく参加しているスタジオレッスンがありまして。

アップテンポな曲に合わせて格闘技の動きを繰り返す燃焼系のレッスン。


ファイトアタック


シーズン毎に3ヶ月間、
ずっと同じ曲で同じ動きをするんですが、
ちょうど10月から新しいシーズンが始まるので、
今日が秋バージョンの初日でした。


んで、今回はどんな動きかな?
なんてやってた3ラウンド目。

まず後ろ足で前ヒザ、
次に前足で横ヒザ、
最後に後ろ足で飛びヒザ
っていうコリオがあったんですが、
最後の飛びヒザっていうのが、
前に大きく飛び込んでじゃなく大きく真上に向かってなんです。

まぁ、あくまでも格闘技系の動きを取り入れたエアロビなので、
あまりそんなところにツッコんでも仕方ないんですが、
真上に飛び上がってヒザっていうのにはちょっと無理がないかな、と。

ご老体にはそろそろそういう動きが辛くなってきたってのもあるんですが(笑) 
『ちょっとそれは無理でしょ』と思った瞬間、
急に、モロにみぞおちにヒザ蹴りを貰った時の記憶がフラッシュバックしてきました。



ちょうど一番最初のアニメが始まった頃だったかな。
兄貴んちの男の子ふたりがドラゴンボールが大好きで・・・・。
あるとき『パパとあんちゃんとで闘いやって』とせがまれたわけです。

で、スパーリングというか組手というか、
まぁそんなことをやることになって。

さすがに『かめはめ波』をやってくれとは言いませんでしたが、
ガキんちょ共は派手な技が大好きなんです。

なので、
リクエストは『跳び蹴り』とか『後ろ回し蹴り』とかね、
そんなの絶対に無理ですから。


実は、兄貴も僕もそれぞれフルコンタクト系の帯持ちでして、
だから、大人げないことはわかっているんですが、
遊びのはずなのにお互いに目はマジで・・・・。


そんな感じで、
自分と同等かそれ以上の実力の人と向かい合ってる時に、
一瞬でも地面から両足を浮かすとか、
目を逸らしたり背中を向けたりなんてできるわけないんですよ。

練習の時とかなら、
こちらの態勢が崩れたときに踏み込まれないよう
相手を退がらせるためのフェイントとして使うことはありましたが、
試合で当てるための技としての『後ろ回し蹴り』なんて、
怖くて一度も使ったことがありません。

多分、そんな『ちょっとそれは無理でしょ』
ってのがトリガーになったんだろうと思います。


そうやって兄貴と向き合っているシーンが
急にフラッシュバックしてきたんですが、
お互いに結構マジでやってて。


とはいえ本気でやると危険ですから、
当然ながら『寸止め』という約束です。

でもね、
お互いにフルコンタクト系でやってきてたので、
『当てちゃだめ』とか『止めなくちゃ』だとか思うと、
どうしてもスピードが落ちるというかキレがなくなるというか・・・・。

まぁその点はお互い様なので、
どちらにも有利とか不利とかはないはずなんですが。

なんというか動物としてのポテンシャルというのかな?

認めたくはないんだけど、
兄貴は、何かそういう部分が僕よりもちょっとずつ上なんです。

できることとかにそんなに違いはないんです。
でも、ほんとにちょっとずつ生き物として上をいっているというか・・・・。



ずっと一緒にバイクでジムカーナっていう競技をやっていたんですが、
出せるタイムにはほとんど差はないんです。
お互いに勝ったり負けたりを繰り返してたし。

でも、何といえばいいのかな。

例えばね。
一緒にマッドマックスって映画を見ていた時のこと。

グースっていう白バイ警官が、
お泊りした彼女の家からバイクを急発進させるシーンがあるんですが、
リアタイヤをホイールスピンさせながらばびゅ~んと走り去るんです。

そのシーンを見た瞬間、
『カッコええのぉ、ちょっとこれやってみようで』とか言い出すんです。


兄貴の家は山村部にあったので
『ここなら大丈夫だから』
とか言って田んぼの中の農道みたいな
真っ直ぐなんだけどかなり狭い道路に連れて行かれて・・・・。

そこで、『ありゃあの、多分、普通と反対に後ろの荷重を抜くんよ。
それでの、思いっきり前に体重かけといてからの、
一番トルクの出る辺りで
いきなりポンッッとクラッチ繋ぎゃあできるはずじゃけん』
と言ったかと思うと、
いきなりキュルキュルキュル~ッと真っ白なタイヤスモークを残して
ぎゅわ~んといなくなるわけです。

で、ニコニコしながら戻ってきて、『やってみ』と・・・・。

もうね、その辺りになってくると腕がどうとか、
そんなんじゃないんです。
やり方はわかってても、恐怖心ってのがありますから。

でも、いくら僕が『無理・・・・』と言っても、
ニコニコしたまま
『だ~め。男らしゅうないど。ばし~っとやってみ』
って言うんです。

で、結局、抵抗むなしく無理やりやらされて、
道路右側の田んぼに落ちました。
稲刈りが終わった後だったので助かったけど。


別の日には、
急に『えぇこと思いついたけん。
ジムカーナのボックスターンで使える技なんじゃけど』
って呼び出されて、アクセルターンの練習をさせられたり。


兄貴はね、何でも思いついたことをそのまま上手くやれるんですよ。
で、それを僕にもさせようとする、と・・・・。
それで何度痛い思いをさせられたか。



そんな感じで、この時も『寸止めルール』にあっという間に順応して・・・・。

反射神経にしたって、きっと僕よりも少し上なんです。
なんたって、生き物としてのポテンシャルは向こうの方が上ですから(笑)

なので、いくら打ち込んでも打ち込んでもきれいに捌かれ続けると、
人間の完成度が低い僕なんかは、
じきに『んが~ッ』とか『むき~ッ』とかなっちゃって。

そのうちに心の中の悪魔が
『もうちょっと踏み込んでさ、
「あ、ごめん」ってやっちゃえばイケるよ』なんて囁くわけです。

それで、距離にすれば僅かに20cmくらいなんですが、
ほんとに当てるつもりで
それまでよりも大きく踏み込んで思いっきり左の中段突きを打ち込んだら、
それも簡単に捌かれた挙句、
反対に次の瞬間、
みぞおちの真ん中にそれはそれはきれいに右のヒザを貰っていました。

もうね、モロにカウンターで貰っちゃって悶絶ですよ。
息はできないし、身体中が痺れて動かないし。
子供たちには
『あ~っ、あんちゃん大人なのに泣いちょるわぁ』
なんて言われるし。


兄貴は
『あ、悪い悪い。
でも、なんか今までより踏み込んで来んかったか?
あれが当たるはずはないんじゃが』
なんて笑っているし・・・・。

えぇえぇ、そうですよ。
約束を破って当てるつもりで踏み込んだ分、
当てないつもりで出してた兄貴のヒザに
自分から思いっきり突っ込んだんですよ~だ。

まるっきり主人公にやられる悪者のパターン(笑)



例によって話があっちに飛んだりこっちに飛んだりしましたが、
要はスタジオレッスンの真っ最中に、
自業自得というかなんというか、
そういうほんとにカッコ悪い記憶が蘇った、というお話。


なので、

9月26日のブログで、

『兄貴に一度も本気で勝負を挑まなかったことを後悔している』

なんてことを書きましたが、


正しくは

『兄貴に一度だけ本気で勝負を挑んで反則技を仕掛けたことがありましたが、
結局は返り討ちにあって悶絶してしまいました』

でした。


訂正させていただくとともに、深くお詫び申し上げます(笑)


2014.10.05 / Top↑
脳裏に焼き付いている後ろ姿、
ずっと追いかけていた、そして、
きっと今でも追い続けている背中があります。

後ろ姿3リサイズ


でも、自分の後ろ姿、
ましてや、バイクに乗っている後ろ姿なんて
実際には一度も見たことないはずなのに。

後ろ姿1


それが20年以上前の写真でも、見ればすぐに
『あぁ、自分の背中だ』
ってわかるのは何故だろう?


2014.10.02 / Top↑