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前々回、前回の長男&次男に続いて、
いよいよ真打ち登場。

第三子長女=末っ子のお姫様。
現在小学2年生です。

この子は本当に不思議な子です。


あいなリサイズ


初めて会ったときは4歳の年少さんで、
本当に恥ずかしそうに、
でも、ぎゅ~っと抱きついてくれたのを憶えてます。

ほとんどお喋りもせず、
挨拶しただけのファーストコンタクトだったのですが、
その日家に帰ると、ママに
『ママ、しげさんの手は優しくて魔法の手なんだよ。
でも、しげさんは色々な人を助けるのに忙しいから、
ママはしげさんの邪魔をしないように、
いっぱいいっぱいお手伝いしなきゃダメだよ。』
と言ったそう。

それから3年半。
ママはこの子が言ってくれたように、
一番近くでずっと僕のお手伝いをしてくれて、
今は妻としても僕を支えてくれています。

そして、この初めて会った日を境に、
この子はエネルギーの話をするようになりました。

まこさんが言うには、
それまで、この子にはエネルギーの話も、
施術の話も一度もしたことがなく、
それ以降も、仕事の話はほとんどしたことがないそうですし、

僕も、この子には『ばいたるえなじ~』に関わる話を
一度もしたことがありません。

なのに、ばいたる道場の開催日には、
お風呂の中で、
その日の講座で僕が話したのと同じことを、
彼女なりの言葉でママに聞かせてくれるそう。

彼女は、
僕の言う【エネルギー】を【心】、
【穏やかな心】を【優しい気持ち】という
言葉で表現しますが、
ママに伝えるお話は、普段僕が話しているのと
ほぼほぼ同じ内容です。

もうひとつ。
実は僕、結構なセクハラ親父でして。
ばいたる道場の講座の実演中に、
時々、どさくさに紛れてまこさんの身体を触ります(笑)
すると、この子はなぜかその日の夜に、
昼間僕がどさくさに紛れて触った場所を触りたがるのです。

『ねぇ、ママ、お尻さわっていい?』
とか、
『ママのおっぱい大好き』
とか。
何なんでしょうね、これ?

死んだ後、時系列を遡って生まれ変わってくることがあるそうですが、
もしそれが本当なら、この子は僕の生まれ変わりかもしれません。
これらを考え合わせて判断する限りに於いては、
この子の中には、きっと僕と同じ魂が、
或いは僕の魂の一部が存在しています。


とはいえ女の子。
僕とは全く違う種類の生き物です。

まず、女子力が異常なくらいに高い。
小学2年生にして、毎朝登校前に鏡とにらめっこ。
たとえ遅刻しそうになったとしても、
髪型を整え、身だしなみを整え終わるまで、
絶対に出かけません。

そして、女子力以上に自己肯定感が圧倒的に高い。
ママが美容院に行ってきた日の褒め言葉は
『その髪型可愛いね。ママ【も】可愛いよ』


6月頃だったかな?
宮古島メロンというブランドメロンを2玉頂きまして。
前回のブログに書いた次男くん、
メロンが大好物なので、次男に食べさせたくて
まこさんちに持って行きました。

なんてったって5人で2玉ですよ(笑)
みんなで贅沢にニコニコ食べているとき、
次男が
『しげさん、ありがとう。美味しいです。
本当にすげぇ幸せです。』
って言ってくれたんだけど、

それを聞いたお姫様、
『違うよ。
すけぽん(次男のこと)より私の方が幸せ。
だって、こんなに美味しいって思いながら
メロンを食べてるんだもん。
絶対に私の方が幸せ』
だと宣いました。

何かね、幸せの本質って
きっとこういうことなんだろうな、と
今更ながら勉強させていただきました。


でもね、
今は、
そんなお姫様よりも僕の方がもっと幸せだよ。

だって、これまで会うと元気にしてくれてた
『こんにちは』とか、
『こんばんは』とか、
『いらっしゃい』という挨拶が

『おかえり~!』になったんだよ?

本当にありがとう。
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2019.11.17 / Top↑
前回に引き続き、今日は次男ね。
現在、小学6年生。
すごいチビだったんだけど、急に成長期に突入。
身長は、もうママとほぼ同じになりました。

成長痛なのかな?
身体中の関節に違和感があるようで、
本当にびっくりするくらい、
あちこちの関節をポキポキ鳴らしています。


話は変わりますが、【気配】と言う言葉があります。

言葉の意味についての説明は必要ないと思いますが、
元々は【気這い】と書いていたそうです。
つまり、気が這うという言葉の名詞形ということで、

おそらくは生物の持つ【生命力】から溢れ出し、
その場を這うように漂う、
【生命力】の本質たる【気】の様子を指しているんじゃないかな?

知らんけど(笑)


誰も言ってくれないので自分で言いますが、

僕は

超一流のエネルギーワーカー

なので(笑)、
エネルギーである【気】に対する感度も超一流です。


夜中に急に気配を感じて飛び起きたら、
大きなゴキさんがこちらを向いて笑ってた、
とか、
いつもならそのまま行くタイミングの黄色信号で停まったら、
交差するがわの道路に白バイやパトカーがいた、
なんてしょっちゅうだし。


そんな僕ですが、

部屋に入って普通に寛いでいて、
しばらくしてから、
部屋の隅で本を読んでいる次男に気付いて
悲鳴を上げたこと、5~6回。

天才的に気配を消します。

忍者かよ?(笑)


その他の特徴。

その1:全く欲がない。

人に何かをしてもらおうとか、
美味しいものを食べたいとかいう
積極的な欲が全くない。

メロンとかシャインマスカットとか、
大好物はあるけれど、

そんな大好物は、あれば嬉しいというスタンスで、
積極的には欲しがらず、
それを買ってほしいとかは絶対に言わない。

大好物が出てきたら、
嬉しそうにゆっくり食べるけど、

先にが~っと食べた妹が、
『もうなくなっちゃった』
というと、自分の分を分けてあげる。


誕生日に、
『好きな物を食べに行こう』と言っても、
必ず『何でもいいよ』と言い、
『何でもいいから好きな物を言えよ』
と粘って聞き出した希望は

ざる蕎麦(笑)

今年の誕生日、初めて自分から
『天ぷらも頼んでいい?』
と言ったとき、
大人達はなんだかすごく嬉しくて、
ちょっとだけ泣きました。


その2:とにかく優しい

誕生ケーキに載っている、
名前付きメッセージプレートのチョコ、
誰が考えても主役のものなのに、

次男の名前が書いてあるヤツは
毎回妹が食べている(笑)


まこさんちのルール。

インフルの学級閉鎖とか、
修学旅行の代休とか、

兄弟のうち、誰か一人だけが休みになった日には、
その子はママと秘密のデート。

先週の金曜~土曜日。
日光に一泊二日の修学旅行に行ってきたので、
明けて今週の月曜日、次男くんはひとりだけ代休でした。


今回から、その秘密のデートに僕も参加。

例によって、
『どこに行きたい?』
『どこでもいいよ』
『どこか行きたいところはないの?』
『う~ん、特にないなぁ』
をしばらく繰り返し、

結局、自分で揚げて食べる串カツ屋さんでランチ。

からのボウリングというプランが採用されました。


自分で揚げるのが楽しかったようで、
嬉しそうにたくさん食べてくれてたんだけど、

急に、
『今何時?』
と聞いてきて、
『2時半くらい』
と答えたら、妹が学校から帰ってくる時間だから、
もう家に帰っていてやらないと寂しいんじゃないか、と。

『大丈夫だよ、今日はお兄ちゃんがテスト前で
部活休みだから、そのうち帰ってくるし・・・』
と伝えたものの、
結局、
『ボウリングはいいからもう帰ろう』
だって。


その3:身体能力が凄い。

これは長男もなんだけど、
運動神経が抜群で、
なにをやらせても器用にこなすんだよねぇ。

夏休みにみんなでプールに行ったんだけど、
バタフライで泳いでどっかに行く
中2と小6兄弟(笑)

ボルタリングが得意で、
フィールドアスレチックとか上級者コースも楽勝。

さすけ①リサイズ

さすけ②リサイズ


そして、本当に優しいので、
当時1年生の妹の節分の豆まきにも全力で対応。
どうやっても豆をぶつけられず

さすけ③リサイズ


忍者かよ?(笑)



人見知りで挨拶とか苦手だったんだけど、
最近、知らない人にも自分から、
大きな声で挨拶できるようになってきました。

新米のお父さんはそれがとっても嬉しいのです。
2019.11.16 / Top↑
僕からは、あまり大々的には発表していませんが、
ずっとアシスタントをしてくれていたまこさんと一緒になりまして。

三人の子持ちになりました。

で、長男。
現在、中学二年生。バスケットボール部で頑張っています。
当然ながら、自分にも中学二年生だった頃はあるんだけど、

改めて身近でみてると、中2男子ってほんとに面白い。



ありきたりの言葉でいうと、粋がりたいのね。


最近、味覚が少し大人になってきて、
辛いものが平気になってきました。
あ、塩っぱいではなく、ホットな方の辛いね。
カレーが中辛や、辛口でもイケるようになってきた。


そしたら、お店でやたらと辛いものを食べようとするのね。
【激辛担々麺】を注文して更に香辛料をどっさり掛けてさ。
結果、食事の途中でお腹が痛くなってトイレに行ったりして(笑)


そういえば、僕が珈琲をブラックで飲めるようになったのも中2だったなぁ。
んで、粋がって
『ブラック珈琲って美味しいよね』
なんて言ったもんだから、親父がなんだかとっても喜んで。
休みのたびに、市内の色々な喫茶店に連れて行ってくれて。

『ここの珈琲はどうたらこうたら』
と蘊蓄を聞かされながらブラックで珈琲を飲んでたんだけど。

正直に言うと、あの頃は

【我慢すればブラックでも何とか飲める】

ようになっただけなので、
苦いのを我慢して飲んでいただけであって、
本当は砂糖とクリームを入れた甘い珈琲の方がはるかに好きでした。

そういう恥ずかしい中2男子をやった経験のあるのが大人なわけで。

そんな大人の目から見る中2男子って、ほんとに可愛いよねぇ。



でね。この長男、すごくストイックなの。
自分でルールを決めて、それをきっちりと守って生活してて。

春先には毎朝学校に行く前に30分、
PCキーボードのブラインドタッチの練習をしてたし、

夏休みとか、一日4時間勉強するってルールを決めて、

たまに、夜歯磨きして布団を敷いた後に
『あ~、今日まだ15分足りない』
とか言って机についたり。

なので、今ちょうどテストで、部活とか休みなんだけど、
全くいつも通りの、普段と全く変わらない生活をしてる。



多分、ネットとかで拾ってくる情報だと推察してはいるけれど、
聞いても教えてくれないから出所は不明なんだけど。

ここんとこ、毎朝4時に起きて色々とごそごそやってる。
朝活ってやつですか?(笑)

最近は机を使わずに立って勉強するようになったし、
寝るときには敷き布団を使わずに、

掛け布団を裏返しに敷いて、
端っこに寝てから半分を折り返して、
餃子の餡みたいになって、枕も使わずに寝てる(笑)


そ~た寝姿リサイズ


現在午前2時ちょっと前。
あと2時間くらいで起きるんだろうな。
こいつはどこを目指してるんだろう?


でも、このひたむきなストイックさ、本当にすごいと思う。
見習わなければ。

久々のブログは、親になった記念に長男のことを描きました。

多分、次男に続きます(笑)



親バカでごめんなさい。








2019.11.15 / Top↑
賛同してくれる人だけ賛同してくれたらいいです。

若い頃のあるあるだと思うんだけど、
コンドーさんを買うのって、
超絶恥ずかしいよね?

なので、すっとぼけて、
何かを買うついでみたいな顔をして、
馬鹿だから風邪なんか引かないのに、
風邪薬の箱と重ねて
レジに持ってったりするんだよね(笑)

でね。
そのときに絶対に間違えちゃいけないのが、
ユ○ン○ル黄帝液と一緒に持ってくこと。

逆に、ヤル気満々じゃん(笑)





『ばいたる道場東京三期生』に、
プロの漫画家さんがいらっしゃいます。


実は、お友達にもうひとり漫画家さんがいるんだけど。
ほんと、すごいんだよね。この人達。


バイクのコーナーリング写真ってあるでしょ?
それをコーナーの内側から撮った写真を見ながら、
外側から見たアングルの絵を描くの。


素直にすげぇって思います。



あ、また話が逸れた・・・・。




その三期生の漫画家さん。
中三の娘ちゃんが、
ちょっと重い障害を持ってて、

3年くらい前から定期的に、
その子への施術をさせてもらってます。



でね。

灯里(あかり)ちゃんっていうんだけど、
この子もすごいの。

言葉を上手く発せられないのに、
特定の人とは
テレパシーで会話してるの。

信じられないかもしれないけど、
ほんとにそうなの。

なんかね、ヒトという生き物の
どんでもない可能性を感じさせてくれる子なんだ。



前置きが長くなりまくりですが、

その三期生の漫画家さんが、


お母さんとして、
灯里ちゃんとのこれまでの日々を、
作品に描かれています。


その本を買おうとおもったんだけどね。

ハレクインリサイズ



恥ずかしすぎる・・・・。




最近の本屋さんって、
本以外にも色々なものを売ってるじゃない?


年明けに、今年の手帳を探していたときに、
たまたま、欲しいなぁと思いながらも
買わなかったものがあるんだけど。


ウイスキースキットル。

ウイスキースキットルリサイズ


若かりし日に、
風邪薬と一緒にコンドーさんを買ったときみたく、

これと、重ねてレジに持って行きました。

そのためだけに、
車で30分以上かけて、
埼玉県某市の書店まで行きました(笑)


あ゛~ 恥ずかしかった


しょうもないことをダラダラと書いたけど



ハーレクインオリジナル6月号


絶賛発売中です。


あ、作家さんの名前は

響 直美さん


作品名は

灯里きゃんどるです。


これ、連載なんだって。
来月以降、どうしよう・・・・















2019.05.15 / Top↑
今回は珍しく少しだけ真面目な話を。


最近、
【然るべきタイミングで然るべきご縁が繋がる】
ことを実感する機会に恵まれています。

本当に、僕の周りでは
びっくりするぐらい多発しています。


でね。実は、

子供の頃にはお祖母ちゃんに、
大人になってからは亡くなった兄貴に、
【正しく振る舞いなさい】
【礼儀正しく生きなさい】
としつこいくらいに躾けられてきたのですが、

それらの言葉は

【そうしていれば、本当に必要なときに
   必要なひとが必ず助けてくれるから】
【そういう人に、ちゃんと出逢えるから】

という言葉に繋がってました。
ここ最近のできごとで、
改めてそのことを思い出させてもらっています。



今、僕には
施術をサポートしてくれる相方がいます。


前述のご縁のほとんどは彼女が紡いてくれており、
アシスタントという言葉などではとても表せない
かけがいのないパートナーなのですが、
つい昨日のこと。


そんな彼女が、
治療院に通う途中、治療院のすぐ近くで
交通事故の現場に遭遇しました。

厳密な意味では目撃者ではなく、

ふと視線をやると
車と衝突したバイクの男性が
路上に転倒していた

という状況だったのですが、
すぐに救護活動を始めたようです。


幸いなことに、バイクの男性の
意識ははっきりしており、

止血等を行いながら、
僕のところに電話をよこしてきたのですが、
正直なところ、そういう状況下では
僕にできることなんてほとんどありません。


とはいえ、
負傷者の痛みを軽減するくらいなら
できるかもしれないということで、

僕もチャリを飛ばして現場に向かいました。
立ち漕ぎなんていつ以来だろう・・・・?(笑)



前にも少し書いたことがありますが、
僕は前職では交通事故の鑑定をしていました。

なので、現場を見た瞬間、
直進バイクと対向右折車が衝突したのだという
おおよその事故の発生状況はわかったのですが、

僕の現着から約3分ほどで、
チャリに乗って最寄りの交番から駆けつけてきた
お巡りさんは、
現場にいる人たちに向かって
【どういう事故なんですか?】
【それぞれどっちからきてぶつかったんですか?】
【誰か事故を目撃した人はいませんか?】
と聞いて回りました。



その時、
もう一人の当事者である
デイケアセンターの送迎車の運転者は、
僕のアシスタントが救護活動を行い、
別の若い男性が携帯電話から
119番に通報して現場の位置を一生懸命に
伝えようとしているところから少し離れ、
携帯から自分の勤務先に
言い訳がましい電話をしていました。


そして、

その場にいた人たちがそれぞれ異口同音に

【衝突の瞬間は見ていません】

とか

【衝突音が聞こえたのでそっちを見てみると
 バイクの男性が倒れていました】

という内容の回答をするたびに

何か安心したような表情を浮かべました。


その後、

お巡りさんがその男性に

【あなたが車の運転手さん?
 どういう状況でぶつかったの?】

と尋ねると、

僕が予想していた通り、
と言うよりは僕の予想を遥かに超えたレベルで、

保身のために殊更に自身を正当化しようと
【右折待ちで停止していたら
 対向してきたバイクが突っ込んできました】

と答えました。




こういうのって、実はすごく多いんですよ。

当たり前ですが、
仕事中に社用車で事故を起こした場合、
勤務先に事故を報告しなくてはなりません。

でも、
その事故が自分の非が大きい事故であればあるほど、
正直にそれを報告するのに勇気がいりますよね。


仮に、車を運転していた男性の申告する通り、
もし本当に右折待機の停止をしているところに
対向バイクが突っ込んできたのだとしても、

対向車線を3分の2以上塞ぐ位置まで
はみ出したところで右折待機をしていたのであれば、
事故発生の責任の大部分は
不適切な位置で右折待機をしていた
車側に追及されることになるんですよ。

でも、

一般の人にそんなことを知っている人は
ほとんどいませんよね。



つまり、その位置で停止していたのなら
【停止していないのとほとんど変わらない】
という評価なのに、
つい自身を正当化しようとして
そういう申告をしてしまいがちです。

そして、
そのような申告をしてしまう心根をベースに、
【自分は悪くない】
というスタンスでの主張を展開するのです。




でもね。


ある程度の知識や分析力のある者が見たら、
双方車両の破損状況や停止位置などから、
車が停まっていたのか動いていたのかなんて
一目瞭然なんですよ。


たとえばね。


あくまでも一般論としてですが、

走っている車が何かに衝突して
ヘッドライトが割れたとすると、
ヘッドライトの破片は直前の運動方向、
つまり、車の進行方向へ向かって
かなりの勢いで飛び散ります。

反対に、

停まっている車に何かが突っ込んできて
ヘッドライトが割れたような場合、
ヘッドライトの破片は車の真下に
こぼれ落ちるように散らばります。




そこまで専門的な見方をしなくても、

右折待機のためにゆっくり停止したのではなく、
ビックリして強くブレーキを踏んで停止した場合、
急ブレーキのタイヤ痕は印象されていなくても、
停止位置の直前のアスファルトには、
路面に浮いていた小石や砂が
アスファルトを擦ったような痕跡が印象されています。




或いは

目の前を斜めに塞いで停止している車に
対向のバイクが突っ込んだ場合、
ほとんど例外なくバイクの運転者は
車のフロントガラスやボンネットに
身体を衝突させますが、
双方が走行状態で同様の衝突が起きると、
場合によっては押されるようにして
ベクトルが変化して、
バイクの運転者が対向の車に衝突することなく
路面に投げ出されることがあります。





また、

バイクが対向方向からの車と衝突すると、
最初に衝突するのは前輪の前端部分となるため、
ほとんどの場合は前輪のリムに変形が見られ、
そのリムの変形の度合いにより、
バイクが受けたおおよその衝撃が推察されます。

その一方で、

運動物体が他者と衝突した際に受ける衝撃は、
保持している運動エネルギーが、
急激に運動を停止することで,
或いは急激に運動速度を低下させたことで
顕在化したものと考えられ、

その際に顕在化する、
運動物体が保持する運動エネルギーは
K=1/2×M(重量)×V(速度)の2乗
となるため、

交通事故による衝突の場合、
重量が重い側の
速度成分が大きければ大きいほど
衝突による損害は大きくなると考えられます。

分かり易く例を挙げると、

例えばフルマラソンを2時間半で走るとすると、
そのランナーの平均速度は時速約17キロです。

そのランナーがうっかりよそ見をして
(そんなランナーはいないでしょうけど)
停まっているダンプカーに衝突した場合と、

立ち止まっているランナーに
時速17キロで走ってきたダンプカーが
衝突した場合とでは、
ランナーが深刻なダメージを負うのは
どちらの衝突かはちょっと考えれば
すぐにわかりますよね。




他にも、
前輪のリムの変形している範囲、
つまり前輪の破損部位の角進度から
推定される前輪の回転速度=バイクの走行速度と
変形の度合いから推察される
衝突エネルギーの辻褄などからも
車の速度は推察できたり、

色々なファクターを考えあわせて
一般的客観的に事故の発生状況を
判断することは十分に可能なんです。
ある程度のスキルのある者なら、ね。



で、そうこうしているうちに救急車が到着し、
警察署からも多数のお巡りさんが到着して、
現場は一段と慌ただしく賑やかになりました。

その場にいた当事者以外の者は全員、
交通捜査係のお巡りさんに再度

【事故を目撃していないか】

と尋ねられ、
事故に気付いたタイミング
つまり目撃の計測性の高さによっては、
氏名や連絡先を聞かれます。

今回の場合でいうと、
救護活動をしていたアシスタントの彼女は
連絡先を聞かれ、

【全く見ていません】
と答えた僕は
【あぁ、そうですか】
で終わりました。


そんな中、
負傷者を気遣うでもなく、
騒ぎから少し離れた所で他人事みたいに
突っ立っている車の運転者が目につき、
その姿があまりに腹立たしかったので、

近付いて行って
【あなた、停まってなんかいなかったよね?】
と声をかけてみました。

すると、マンガみたいに分かり易く

ギクッ

としながら、しどろもどろな感じで
【いや、あの、右折待ちで停まってたら・・・・】
【え~と、あの・・・・、その・・・・】


なので、できるだけ怖い顔と声で

【僕はたまたま通りがかっただけなんだけど、
 交通事故を鑑定する仕事をしています】

【お巡りさんもそうだけど、
 車の破損状況や現場の様子などを
専門家が見たらすぐにわかるよ?】

【動転してるのはわかるけど、正直に言わないと】

【嘘はだめだよ、絶対に】

と念を押し、負傷者のそばに戻って
バレないようにこっそりと(笑)
痛み消しの施術を続けました。


交通捜査のお巡りさんも専門家ですから、
お巡りさんの下す判断はきっと
僕の見立てと変わらないはずです。


ほとんどの人は知らないと思いますが、
一般的には人身事故と呼ばれる事故、
要するに不幸にして負傷者が出てしまった交通事故は、

【交通事件】

として扱われます。

つまり、他者を負傷させてしまった運転者は

【わざとではないが、自動車を運転中に
 誤って他人様に怪我をさせてしまった】

罪を問われる
【被疑者】として

【取り調べを受ける】ことになるんです。



なので、
現場の状況と辻褄の合わないような発言は、
その真偽について徹底的に追及されるため、

少なくとも、お巡りさんからの取り調べに於いて、
事実と異なる内容の供述がまかり通ることは
ほとんどありません。


ところが、
警察への状況報告と、
保険会社への事故報告の内容が
全く異っている・・・・・。

こういう事例、実はかなりの頻度で見受けられます。

民事賠償についての要である
保険会社への事故報告については、

自分に都合の良い内容にアレンジされてしまい、

その後の示談交渉が
揉めまくることがとても多いんです。


保険会社も
交通事故に関しては専門家と言えますが、
難しく言えば

【利益相反】


分かり易い言葉でいえば

【保険会社ってね、
 お客様の言うとおりにしか
 事故のお相手と交渉できないんですよ】


というジレンマを抱えています。

つまり、保険会社は

【あれ?うちのお客さん、
 何か辻褄の合わないこといってないか?】

と思っても、民事賠償を代行する立場から、
自らの顧客に対してそれを追及できないんです。

そのため、
何となく違和感を感じながらも、
事故の相手方には顧客の主張に則っての
示談交渉しかできない・・・・。


こういうトラブルは、
保険会社への事故報告の際、

社用車なら、
運転者→勤務先→保険会社。

親の車なら、
運転者→親→保険会社

レンタカーなら、
運転者→レンタカー会社→保険会社

というふうに、
運転者と保険会社の間に
他者が介在するときに多くみられます。


でね。

救急隊員が負傷者を収容し、
アシスタントの彼女が別の救急隊員から
救護活動の際に手に付いてしまった
負傷者の血液等を
洗浄消毒してもらっている様子を
そばで見守っているときに、
少し離れたところに
手持ちぶさたな様子で突っ立っている
車の運転者の携帯に着信があったんですよ。

運転者の様子から、
明らかに勤務先から・・・・。


そしたらこのおっさん、性懲りもなく

【いやぁ、はい。だから、
右折待ちで停まってただけなんです】

【そこに対向してきたバイクがですね・・・・】


ほんま、このジジィだきゃ・・・・(怒)




前振りというか、状況説明が長くなりましたが、

たしかこのバイクの運転者さん、
最初に現場に駆け付けた交番のお巡りさんに
【仕事中です】
【バイクの(任意)保険には入ってません】
と言っていたんですよ。

とすると、今後の示談交渉は
相手の車の保険会社VSバイクの運転者個人
という図式で行われることになります。

自分側に
専門家である保険会社が付いていない示談交渉は
きっと難儀なものになるはずです。


そして、

この件について、僕は完全に部外者です。

アシスタントの彼女は、
辛うじて、関係者としてカウントされるかどうか、
そのギリギリのところにいると言えます。

なので、僕は当然ですが、
アシスタントの彼女ですら
今回の事故で負傷した
バイクの運転者さんが、どこの誰なのかを
知ることはできないんです。

その一方で、
バイクの運転者さんからなら、
アシスタントの彼女がだれなのかを
何とか知り得ることができます。


どういうことかと言うと・・・・

事故の当事者であるバイクの運転者さんが、
その立場から警察なり消防なりに

【事故現場で救急車が到着するまで手当をしてくれた女性に
 お礼を言いたいのですが、連絡先はわかりませんか?】

と問い合わせれば、
警察や消防は、まず彼女にその旨を伝え、
彼女が同意すれば、彼女の連絡先を教えてくれるはずです。



今の状況は、

今後の示談交渉でおそらくかなりの苦労をするであろう
バイクの運転者さんと、

ギリギリで事故の関係者にカウントされている
アシスタントの彼女、
そしてその後ろにいて
きっとお力になれるであろう
ハゲ頭の怪しい施術家

とのご縁の糸は
お互いのすぐ近くまで届いているといえます。


そして、
このご縁の糸が結わえるかどうか、
それは、
バイクの運転者さんが
彼女にお礼を伝えたいと思うかどうか。
ただそれだけにかかっています。

お礼を言われる側からの
こういう考え方は、ある意味
すごくおこがましいとも思いますし、
当然ながら、
お礼を言ってほしいとか、
お礼を言われるべきなどとは
これっぽっちも思っていません。

でも、
お祖母ちゃんや兄貴が
しつこいほど躾けてくれたこと。

【正しく振る舞いなさい】
【礼儀正しく生きなさい】

【そうしていれば、本当に必要なときに
   必要なひとが必ず助けてくれるから】
【そういう人に、ちゃんと出逢えるから】

というのはそういうことなんだろうな、と

身を以って体験させていただきました。





2017.03.12 / Top↑